当社では海外在住の特定の業界人の方々へインタビューするケースがたびたびあります。今、この記事を読まれている方の中にも、移動を少しでも減らして、、、インタビューができたらいいのに、という思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、海外インタビューの未経験の方向けに、基本的な注意点をお伝えしてみたいと思います。海外の業界キーマンとのインタビューでは、複数回のコンタクトが難しく一発勝負になることも多く、凡ミスが命とりになりますので、初めての方はぜひ参考にしていただけたらを思います。
本記事では、海外取材の記事企画~オンライン取材~記事執筆に至るまでの注意点をご紹介します。
【1】なまり(訛り)に要注意!
当社ライターが経験した中で難しかったのはリスニングです。特になまり(訛り)です。インタビュー協力者の中には訛りやイントネーションが強かったりする関係で、うまく聞き取れなかった場合には何度か確認する必要があります。しかし、その場合はインタビュー時間が減少することを意味します。
リスク回避のポイント
・必ず相手に許可を取った上で録音/録画
・事前に質問票を送付
・聞き取れない場合はチャットで確認する
「リスニングを制する者はインタビューを制す」と言っても過言ではないかもしれません。聞き手は自分の知っている語彙や構文で事前に質問のイメージを描き、聞き取れた内容を深掘りしていくシナリオを進めていけば、インタビューがうまい形で進みます。しかし、リスニングがうまくできなければ、往々に苦戦してしまうのです。
【2】ときには記事タイトルや見出しイメージを伝えてみる
インタビュー直前の作業はいかに必要な情報を引き出すのか、そのシナリオを練っていることかと思いますが、その際、取材対象に伝えておくとスムースになることがあります。(場面や内容によります。)その際に必ず確認しなければいけないのが下記2点です。
リスク回避のポイント:インタビュー前に2つの項目を伝えてみる
・記事タイトル
・見出し
取材対象に対して予め、こんなことを取材する私たちは、こんなことを考えいる。そして、できればこんなタイトルの記事で日本に紹介したいと考えている。ということを伝えておくと日本での仮説通りだった。全く見当ちがいだった。というようにこちらの意図を組んだ取材ができることがあります。
取材対象によっては、全く聞いたことのない団体のデータや情報源をもとに取材に答えてくるケースがあります。もちろん、新しい情報源が貴重ではあるのですが、内容によっては情報の裏どりに奔走するという結果になりかねませんので進め方にも注意が必要になります。
【3】取材企画時に落としどころを複数イメージしておくく。
海外との取材、特にオンラインでのインタビューとなると関係づくりから質問、回答の理解までと、その難易度はどうしても上がってしまいます。取材企画時に前提としていた事がまったく検討違いだった。ということもたびたび起こります。そこで、取材企画時には細かすぎるゴールを設定せずに、いくつかの落としどころを想定しておきます。
【まとめ】海外取材は、海外進出の足がかりにもなりえる。
本記事では海外取材のインタビューを成功させる注意点について紹介させて頂きました。注意点が主なテーマとなってしましたが、海外企業関係者とのインタビュー自体は非常におもしろく、興味深い話を聞ける良い機会にもなります。そして、時にはそこからさらに有力なキーマンを紹介してくれるなどなど、海外展開の足がかりになることもあります。ぜひ、この会社の話を聞いてみたいというケースがあれば海外取材を検討してみてはいかがでしょうか。
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